仁愛大学 Jin-ai University

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動物供養式を行いました

2022.11.30

 11月29日(火)12時30分から、令和4年度仁愛大学動物供養式を衆会ホールにて行いました。
 本供養式は、研究・教育に貢献した実験動物の生命の尊厳に対する敬意及び感謝の念を表するため、動物実験委員会が主催して毎年開催しているものです。
 当日は、関係教員・代表学生約50名の参列のもと、田代学長による読経に続いて、研究のために犠牲となった実験動物たちに対して感謝の思いを持ちながら、焼香を上げていました。

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 読経と焼香が終わると田代学長より、「本来、生き物は殺してはならない。すべての生き物は殺されるために生まれてきたのではない。しかし、人間は、自らの命を維持するために、他の生き物の命を奪わなければならない宿業を背負っている。その心の痛みや罪深さを改めて確認することが今回の動物供養式を行う意義である。そのことが無益な殺生にブレーキがかかるのである。あらゆる命を尊ぶ想いを問い直す機会を持っていただくことが大切である」との言葉が述べられました。

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 引き続き、教員代表挨拶として動物実験委員会の副委員長である水田敏郎教授より、「動物実験は紀元前300年頃に始まったといれている。医学や薬学、栄養学、心理学などの分野において、普段から動物実験を行っている学生や教職員だけでなく、すべての人々は動物実験による恩恵を受けている。実験動物で安全性を確かめた上で、人間で使用しており、私たちの生活は実験動物の犠牲の上で成り立っているといっても過言ではない。大学における学問では、実験動物の犠牲の上で、私たちはどのような成果を得ているのか常に考える必要がある。学生は、動物実験を行う際には今日の供養式のことを思い出し、『自分たちは実験動物から何を得ようとしているのか』ということを考えながら学びや研究を進めてほしい」との挨拶が述べられました。

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