仁愛大学 Jin-ai University

CAMPUSBLOG

絵本『花いっぱいになあれ』の制作に協力して

2016.04.28

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こんにちは、HP委員会です。

4月15日、中日新聞CHUNICHI Web の記事「菜の花活動実話の絵本」を本学公式facebookページでシェアさせていただきました。

その絵本『花いっぱいになあれ』(発行:東地区自治振興会)で文や絵を担当したのが写真の3人。27日、集まってくれた3人に、制作に協力したきっかけや作業を進めるうえで苦心した点、読者への思いなどを聞いてみました。

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●文を担当/林由貴さん(コミュニケーション学科4年)

3年のとき、越前市の東地区自治振興会の菜の花活動に協力している金田ゼミの友人から、「地区で絵本を作ることになったので、文学を研究している大河ゼミの学生に協力してほしい」と声をかけられました。その後、公民館での会議に月1回ほどの割合で参加。原作(野村亜弓さんの童話「黄色い海原 花いっぱいになあれ」)をもとに、ページ構成や対象年齢を考えて文を書き、推敲や絵との調整を重ねました。地区の皆さんの「菜の花活動のあゆみを知ってもらいたい」という思いを形にできてよかったです。一握りの種から広がった菜の花活動のように、この絵本から子どもたちのふるさとへの思いがさらに育ってくれたらうれしいです。

●絵を担当/下村紗世さん(子ども教育学科2年)

同じ学科の学生からのLINEで、絵を担当する学生を探していると知って協力しました。はじめにしたのは、原作の野村さんとお話して童話のイメージをつかむこと。絵はクーピーペンシルで描き、私は人物を担当しています。登場する子どもたちの体操服は、実際に地区の子どもたちが着ているデザインや色と同じです。子どもたちには、主人公のおじいさんの気持ちを忘れないでいてほしいと思っています。私にとっても、絵本制作を通して年代の異なる皆さんとかかわることができ、よい経験になりました。

●絵を担当/平野友佳子さん(子ども教育学科2年)

私は風景を担当しました。村国山を背景にした日野川の川原は、写真を見ながらリアルに、また鮮やかに描こうと思いました。写真によく写っていなかった橋のケーブルなどは、地区の皆さんのご指摘で直しました。楽しく読める絵本にしようと、草に顔を描いたりもしています。絵本を読んだ子どもたちには、菜の花活動がなぜ始まったのかを知って、地区の大切な川原を守っていってほしいです。保育士になるための勉強をしている私にとっても、さらに絵本に興味を持つきっかけになりました。

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絵本『花いっぱいになあれ』は、越前市内の保育園や幼稚園、小学校、図書館などに贈られたそうです。地区の皆さんの思いと学科を超えた学生の協力で完成した絵本、ぜひ皆さんも手にとってみてくださいね♪

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