大学院

臨床心理学専攻

在学生の声

  • 水野 聖子さん
  • 大学院修士課程 2年
  • クリニック勤務(看護師)

薬では治せない、患者さんが生きていく力をサポートしたくて。

精神科のクリニックで働きながら大学院に通っています。私が大学を卒業した頃は超就職氷河期だったため、看護学校で勉強し直して看護師の道へ。総合病院勤務を経て、子育てと両立ができるクリニックで働くようになりました。病院勤務時代から感じていたことですが、患者さんが病院から日常に戻るとき、大切なのはセルフケアができることです。薬で症状は消えても、生きていく力はつけられない。そこをサポートできるのがカウンセリングなんだと気づいたのです。今は週の半分は大学院、半分はクリニック、というペース。実践してきたことを理論づけたり、学んだことを即実践できるのが醍醐味ですね。

  • 佐々木 春佳さん
  • 大学院修士課程 2年
  • 仁愛大学 人間学部心理学科 卒業

高校から学び続けた「仁愛兼済」がクライアントと向き合う基盤に。

仁愛女子高校出身なので、建学の精神である「仁愛兼済」の話を何度も聞き、「自分たちは他者によって生かされているのだ」と漠然と頭に入っていました。それが大学院に入り、カウンセラーはクライアントを治してあげるのではなく、クライアントを通して自分も学び成長していると気づいたとき、心理学と建学の精神にはつながるところがあったんだと、「仁愛兼済」の教えが自分の基盤になるのを感じています。大学院の学びはどの授業も密度が濃く、ディスカッションで自分の意見を求められます。すべてを身につけるのではなく、身につけ方を覚える2年間。その先が本当の勉強だと思っています。

  • 髙橋 伊吹さん
  • 大学院修士課程2021年3月卒業
  • 仁愛大学 人間学部心理学科 卒業

卒業研究の実験スキルを強みに。臨床現場での信頼関係を目標に。

大学院で臨床を目指す人には珍しいかもしれませんが、僕は学部のゼミで実験系を専攻していました。睡眠時の脳波や眼球運動などを測定し、不眠について研究していたんです。実験や生理心理学に興味があったからですが、データの測定技術や活用スキルは、エビデンスが重視されてきている臨床分野でも、自分の強みになるのでは、と思っています。大学院では、実際にクライアントを担当し、臨床現場に即した実践力を学んでいきます。プログラムの一環として外部のスーパーバイザーの先生からもアドバイスを得ることで、不安な部分を克服しつつ、クライアントとの信頼関係を築いていくのが目標です。

  • 山﨑 和恵さん
  • 大学院修士課程2021年3月卒業
  • 仁愛大学 人間学部心理学科3年次に社会人編入 同学科卒業

社会経験を経た今だからこそ気づきと共に身につく実感。

仁愛女子短期大学の幼児教育学科を卒業して、建築会社でキッチンプランニングをしていました。出産を機にいったん退社し、事務職として職場復帰したのですが、ずっと興味のあった心理学をやっぱり学びたくて。家族も賛成してくれたため、学部の3年次への編入を決意。グループでの授業が多かったので、若い人たちとも自然と打ち解けることができました。大学院は少人数のディスカッションがメインで、学部に比べてより自分で学ぶ姿勢が大事。周りとの年齢差はむしろ社会での経験値や広い視点という部分でメリットにもなっていると感じます。家庭と学業の両立も、期間限定と割り切って頑張ります。

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