2022年度において，竹村研究室の学生は２つの越前市民の健康調査を実施しました。
　１つめは越前市健康意識調査です。越前市では市民の健康を増進するために，越前市健康21計画を実施しています。その一環として，竹村研究室３年生の学生９名が市民2000名を対象に健康２１計画の周知度や実施状況について調査を行いました。その結果をまとめ，１月に越前市で発表を行ってきました。

　２つめは新型コロナウイルスに対するワクチン接種の心理的効果に関する調査です。2021年度に実施されたワクチン接種の前と後で市民の不安感に変化が見られるのか調べるために，先ず学生７名がワクチン接種予約会場に出向き，高齢者を対象に不安感の測定を行いました。次に調査協力に同意していただいた高齢者を対象に，ワクチン接種の２ヶ月後の不安感について郵送で質問紙調査を実施しました。2022年度では，そのデータを基に分析を行いワクチン接種の前より後で不安感が低減していることを明らかにしました。その結果も本年２月に越前市役所で報告をしております。

　この２つの調査は，越前市市民福祉部健康増進課の職員の方々のご協力および調査にご回答いただいた市民の方々のお陰で実現することができました。貴重な体験をさせていただき，感謝申し上げております。また，本調査は福井県の未来協働プラットフォームふくい推進事業（福井版PBL支援分）の支援を受け実施しました。