新型コロナウイルスに対するワクチン接種が，越前市民の心理的健康に貢献するのか明らかにするために，仁愛大学の心理学科竹村研究室の学生と越前市市民福祉部健康増進課の協働で不安感の調査を実施しました。具体的には，ワクチン接種の予約会場を訪れた高齢者を対象に，ワクチン接種をする前（2021年6月）と接種をした後（2021年11月）において，不安感に関する質問紙調査に協力をお願いしました。
　収集したデータを分析した結果，ワクチン接種をする前に比べて接種をした後では，不安感が統計的に有意に低下していることが見出されました。この結果より，ワクチン接種は市民の身体的健康だけでなく心理的健康にも貢献していることが確認されました。
　本調査の結果に関する簡単な報告を下記のPDFファイルに添付しています。

新型コロナ・ワクチン接種が越前市民の心理的健康に及ぼす効果（報告）.pdf

　本調査は、福井県未来協働プラットフォームふくい推進事業（福井版PBL支援分）の助成を活用して実施しました。