2025年07月26日社会調査士への第一歩 アンケート&インタビュー調査に向けた中間発表
2025年7月25日、図書館2階ラーニングコモンズにて「社会調査演習a」の中間発表が開催されました。
この演習は、調査の企画から報告書の作成まで、社会調査の全過程をひととおり実習を通じて体験的に学修するプログラムの一環として実施するものです。この日は「量的調査」(織田クラス)と「質的調査」(井上クラス)の合同で、前期に取り組んだ途中経過の発表をおこないました。
量的調査クラスは「大学生の生活と意識に関する調査」をテーマに今後アンケート調査をおこなう予定で、SNSの利用、アルバイトの動機と満足度、ストレスと音楽の関係など、大学生の身近な行動をテーマにした調査のプリテスト(本調査の実施前に少人数を対象にして行う予備的な調査)の結果を報告しました。
重回帰分析やクロス集計表の活用により、先行研究との照合や仮説検証が行われ、「GPAとアルバイトの関係に斬新さがある」「音楽ジャンルによる考察が独自性を感じる」といった評価が寄せられました。
質的調査クラスは「北陸新幹線開業後の地域社会と観光の変化」をテーマにインタビュー調査をおこなう予定で、今後、地域住民や交通事業者、行政を対象に調査にご協力いただく計画を立てております。
他のメンバーからは「交通課題と環境満足度の関連に期待したい」「季節ごとの観光行動を捉えた調査が面白い」などのコメントが出されました。
学生同士のコメントを通じて、テーマの深まりや調査設計の改善点が浮き彫りとなり、学び合いの姿勢が強く感じられるよい充実した時間となりました。