仁愛大学 Jin-ai University

人間学部

コミュニケーション学科

学科TOPICS

2023年11月14日自走式遠隔操縦モンスターウルフ(ウルフムーバー)実証検証実験開始

2023年10月29日、仁愛大学コミュニケーション学科安彦智史准教授の研究室と株式会社ウルフ・カムイ、スズキ株式会社をはじめとする複数の企業が、自走式遠隔操縦モンスターウルフ(ウルフムーバー)の実証検証実験を開始しました。この実験は、福井県越前町の水仙畑で行われ、2023年10月26日から2024年1月末までの約3ヶ月間続けられます。

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ウルフムーバーは、リモート操作で自動走行する装置で、株式会社ウルフ・カムイとスズキ株式会社、株式会社エムスクエア・ラボが共同開発しました。今回の実験では、野生動物、特にシカやイノシシなどに対する忌避効果の確認と検証を目的としています。安彦研究室の学生が夜間に定期的に大学から操作を行い、忌避装置の位置が頻繁に変わることによる効果について、5台のカメラで確認していきます。

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この画像は仁愛大学から越前町血ケ平に設置されているウルフムーバーをリモート操縦している様子です。

実施地域は毎年、野生動物による越前水仙など農作物の食害に悩まされており、従来の鉄製柵などの対策が十分な効果を発揮していない状況です。以下の映像はシカによって柵が破壊される映像です。※強固に結んだ鉄製の柵でも大きく曲がり変形します。

このプロジェクトは、野生動物による農作物被害を減少させる新たな方法として、大きな期待が寄せられています。今後の実験結果が注目される中、関係各所は協力を続け、効果的な獣害対策の可能性を探っています。

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このプロジェクトは未来協働プラットフォームふくい推進事業補助金の助成を受けた活動です。

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