2022年3月11日、株式会社曽明漆器店（鯖江市河和田地区）と仁愛大学人間学部コミュニケーション学科吉村研究室の共同企画による越前漆器のストロー「sq.」（スク）を国内最大級の産業観光イベントRENEW2021の開催に合わせて発表しました。

本製品は福井県鯖江市河和田地区が産地の伝統工芸品である越前漆器の技法を用いており、日常使いがしやすいリユースアイテムとして生まれました。落ち着いた本漆の3色と、鮮やかなブルー（食器用ウレタン塗料）2色の計5色展開で、工芸品を持ち歩くことにより、漆の可能性を広げ、持続可能なものづくりを目指しています。

本事業は2021年4月にスタートし、吉村研究室に所属する4年生の吉田真那さんが中心となり、越前漆器の技術を用いた新しい商品企画に取り組んできました。漆器のストローは産地にとって前例のないチャレンジであり、たくさんの困難がありましたが、越前漆器に関わる職人のみなさんの力により、完成することができました。

3月11日にはメディアの取材を受け、12日の福井新聞、日刊県民福井に掲載いただきました。今後は、株式会社曽明漆器店が運営する「漆器久太郎」の直営店とオンラインショップで販売を予定しています。

※本事業は福井県の「FAA学ぶなら福井！応援事業」の助成を受けて実施されています。

吉田さんはブランドのネーミング、ロゴやリーフレットのデザインも手掛けました。