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人間学部

コミュニケーション学科

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2021年06月07日越前市長を表敬訪問!学生+市の5課+消防組合の共同プロジェクトで外国人へのAED普及を目指します!

2021年6月7日(月)にコミュニケーション学科安彦研究室の学生が奈良俊幸越前市長への表敬訪問を行いました。

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奈良市長に紹介した取組は、「増え続ける外国人、国籍関係なく助け合う
Well-beingなまちづくり~リアルとデジタルからの5つのアプローチ~」です。

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本プロジェクトについて紹介します。
本プロジェクトは、市民協働課から越前市地域貢献活動支援補助金を受けたプロジェクトで、2020年5月から取り組んでいます。
近年、自然災害が増加しており、福井県でも豪雪や大雨、新型コロナウイルスなど、様々なニュースが世間を騒がせています。そんな中、「日本人でも不安なのに、日本に住む外国人はもっと不安に思っているのではないか」そう考えたのがこのプロジェクト発案のきっかけでした。

越前市の窓口サービス課外国人担当であるハマザキ・タカノ アドリアナ・エイコさんに話を聞きにいくと、越前市においても文化や環境が異なる中で不安を感じている外国人が多いということがわかりました。越前市では市民の6%が外国人で、その約7割がブラジル人です。ここ数年はさらに増加傾向にあります。

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不安な外国人が増え続ける今、災害時でも安心できるまちづくりが必要です。
そこで、私たちは災害や事故などで使用されるAEDに着目しました。
いざという時に、市民がAEDを知っていれば安心に、また使うことができれば安全にも繋がり、日本人とブラジル人がお互い助け合えるWell-beingなまちになります。

そこで、助け合うまちづくりを実現するために私たちは市の5課+消防組合との共同プロジェクトを立ち上げ、5つのアプローチを考えました。

①オープンデータの整備
AEDの設置場所はオープンデータとして公開されています。
しかし、多言語化されてなかったため、情報統計課と協力してオープンデータの多言語化を行いました。

②デジタルでの認知
オープンデータを多言語しても、なかなか直接オープンデータを見る人はいません。
そこで、まず、GoogleMapとオープンデータをつかってAEDMapを作成しました。
次に、外国人は越前市の情報を得るときにFacebookのコミュニティを閲覧することが多いという助言を頂き、MapをFacebookのブラジル人コミュニティが閲覧するページにも掲載しました。さらに、健康増進課と窓口サービス課の協力を得て、越前市に外国人が転入してくる際に必ず渡される移住者パック(転入者パック)に、MapへのQRコードを記載し、誰も取り残さずに情報を提供する持続的な仕組みを作りました。

③リアルでの認知

AEDが認知されても、実際にどこにあるのかわからなければ、使用することはできません。そこで、越前市がAEDを設置している103カ所に「AEDの設置場所をポルトガル語で示すポスター」を掲示しました。ポスターはユニバーサルデザインを意識し、絵だけでもわかる工夫をしています。

④実際に使える

AEDの場所がわかっても、いざという時に使えないかもしれません。なぜなら2021年現在、越前市に設置されているAEDはまだポルトガル語対応がされていないからです。そのため、AEDの管理会社が公式で公開しているポルトガル語版AEDの説明書を一枚一枚ラミネートし、越前市103ヵ所に設置しました。

⑤持続可能な運用と普及

ブラジルではAED(ブラジルではDEAと表記)の設置が日本よりも遅く、知名度はそれほど高くありません。そのため、まずはブラジル人が通う免許講習会や地区のリーダー研修会を通して、AEDを普及する必要があります。

そこで、南越消防組合に監修を依頼し、大学生がAEDの使い方を動画でまとめました。動画はポルトガル語字幕版と翻訳版を作成し、翻訳・字幕は越前市国際交流協会に依頼しました。作成された動画は防災危機管理課や消防組合を通して持続的に運用されます。作成された動画は、Youtubeから閲覧することができ、越前市の健康増進課のページにもリンクしてもらいました。

越前市健康増進課HP

https://www.city.echizen.lg.jp/office/050/030/kenkou_tp2020.html

YouTubeへのリンク

AED動画(ポルトガル語)

AED動画(日本語)

【本番】COG(最終プレゼン)0220 (1).jpg

2021年2月には、本取組が「チャレンジ!!オープンガバナンス2020(東京大学公共政策大学院等が共催)」のファイナリストに選定されました。日本各地の自治体の取組が発表される中で、越前市の取組として堂々と発表をしてくれました。

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最後に、本活動において、アドバイスやヒアリング、情報やサンプルの提供等、お忙しい中でご協力頂いた方々に厚くお礼申し上げます。

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