仁愛大学 Jin-ai University

人間学部

コミュニケーション学科

学科TOPICS

2016年03月07日震災復興支援ゼミナール・島岡ゼミ本格始動

コミュニケーション学科島岡ゼミは、2年生の2月から始まります。東日本大震災復興支援行事への参画が、島岡ゼミの柱の一つだからです。

3月5日(土)、島岡ゼミの新3年生は、宗派を超えて作る「TERRAねっと福井」主催の東日本大震災追悼会(越前市あおば町の称名寺)に参画しました。追悼会のプログラムには詩の朗読があり、川崎千寛さん(本学アナウンス同好会員)が担当。この追悼会を取り上げた『日刊県民福井』2016年3月6日(日)付 1面で、次のように紹介されました。

仁愛大コミュニケーション学科2年の川崎千寛さん(20)は、被災地の少年が詠んだ詩「潮の匂いは。」を朗読した。「詩を読み衝撃を受けた。外からの無責任な言葉で、被災地の人たちが傷ついていることを知って・・・。私にとっても、確かに人ごとの面があった。これからもっと知りたい」

「言葉」と「知ること」は、コミュニケーションの本質をなす大きな要素です。川崎さんは、少年の詩の中で、

"絆"と言いながら、見えない恐怖を僕たちだけで処理するように、遠まわしに言う。
"未来"は僕たちには程遠く、"頑張れ"は何よりも重い。

という部分が最も考えさせられたと言っていました。言葉とは重たいものです。

翌3月6日(日)には、県内10団体が集まり、復興支援をふりかえりながら将来を考えるシンポジウム「つながる ひろげる 2016」(鯖江市文化センター)に新4年・3年合同で参画。ボランティアとして運営を手伝いつつ、「学生・若者ボランティア」のワークショップにも参加し、ディスカッションとブレインストーミングを行いました。他大学の学生や復興支援に取り組む北陸高校生たちとともに、横のつながり、縦のつながり、福井でできること、学生だからできることなどの論点が析出されました。

また、ゼミ担当の島岡先生は、この5年間の学生の災害復興支援活動報告、「学生・若者ボランティア」ワークショップのファシリテーターの一人、シンポジウムのパネリストを務めました。

日刊県民福井.jpg

『日刊県民福井』2016年3月6日付 1面(転載許可をいただきました)

PAGE TOP