仁愛大学 Jin-ai University

人間学部

コミュニケーション学科

卒業研究

研究テーマ限界集落地における情報格差の実態調査

  • 宮本 太陽さん
  • 2019年3月卒業
  • 丹南高校出身
目的

日本ではIoTやAIを活用した新たな社会の形をSociety5.0として施策に掲げていますが、その実現に向けた課題のひとつが情報格差です。ネットや電子マネーの普及、行政手続きもオンライン化されるなか、人口減少と高齢化が進む池田町で、地域や年齢による情報格差の実態を探ってみることにしました。

準備

調査に入る前に、まずは日本の今の施策を調査。内閣府や省庁が出している情報通信白書などの刊行物から、情報格差になり得る指標を抽出し、その項目を入れ込んだアンケートを作成しました。政府刊行物を読み解き、アンケートに落とし込むまでには時間と頭をすごく使って、本当にたいへんでした。

調査

アンケートは高齢者のお宅に飛び込みで訪問。最初はネットの調査というだけで怪しまれましたが、すれ違う人に挨拶するなど距離を縮め、約100世帯のご協力を得ることができました。「そもそもネットとは何か?」の説明に始まり、お茶やお菓子をいただくことも。楽しく貴重な経験になりました。

考察

日本の情報施策と現状との差異について調べる、という目的に対して得られたのは、差異は明確に認められるという結果。70代80代の高齢者は、災害時の情報収集は有線放送やテレビなどの従来メディアを重視しており、パソコンやネットについては必要性さえ感じていないという現状が見えてきました。

問題を具体化すれば、解決すべき次のステップが見えてくる。

〈指導教員〉安彦 智史 講師

膨大な政府刊行物を読み解き、その類似点から自分なりの指標をつくる、というのはかなりたいへんで評価すべき作業です。また、苦労しながら訪問調査をやりきったのも、自分の研究の問題点を理解し妥協しなかったから。その成果である調査結果には、社会調査専門の先生からもお褒めの言葉をいただきました。何か問題が見えたとき、大事なのはどう問題なのか、どんな手段で解決できるのかを具体的に落とし込む思考力。そうした問題解決能力を社会に役立ててほしいと思っています。

主な卒業研究テーマ(2019年度)

  • 男女混合アーティストのヒットの要因―AAAを事例とした歌詞分析の結果から―
  • 若者におけるパフェのマーケティング調査
  • インタビュー調査における音声認識の有用性検証―文字起こし自動化の観点から―
  • 越前市に住む野生サルの行動調査
  • オープンデータを用いた学校給食をサポートするアプリ開発
  • 越前市における獣害対策についての調査研究―1年間の記録を通して―
  • 口紅が与える女性の第一印象―色彩が与える心理的効果―
  • プラシーボ効果を用いた食品のクロスモーダル誘発の検証
  • 人工知能は福井県を変えるのか―技術革新が県内の雇用に与える影響から―
  • 越前市の湧水に関する調査研究
  • 地方による自殺対策の可能性―各都道府県における自殺対策計画の比較から―
  • 30豪雪の経験から考える新しい除雪作業の在り方
  • Iターン移住者にみる地域社会学的考察―福井県Iターン移住者への聞き取り調査から―
  • セレクトショップの実践による地域ブランディング―「ビームスジャパン」と地域の協働を実態から描く―
  • ファン行動に関するフィールドワーク調査―アイドルのオタク「おっかけ」は何を追いかけているのか―
  • 「ふたりらしさ」の創出装置としての結婚式―ウエディングプランナーという存在を通して―
  • 今庄宿場町のまちづくり活動が目指したもの―その成功要因と限界―
  • 日本映画に見る死の表象―フィリップ・アリエスの「死と歴史」を手掛かりに―
  • 「的確な」表現方法による映画字幕としての可能性―洋画における字幕と吹替の翻訳比較を通して―
  • アンテナショップに関する消費論的考察
  • 女性のスポーツ活動にみる人間関係のダイナミズム―ママさんバレーボールチームの実践から―
  • コミュニケーションメディアとしてのラジオの再発見―スマホアプリradikoが持つ新たな可能性―
  • 奇郷譚―呪われた地と草壁の巫女姫―
  • 創作小説:「神前戦争」
  • 良平と「こん在所」―中野重治「梨の花」についての考察―
  • 菊池寛「恩讐の彼方に」―本懐が果たされない復讐譚―
  • 夢野久作論―「氷の涯」から見る日本の将来―
  • 町のおもちゃ屋という存在
  • 交通事故における高齢者イメージの変遷―交通安全白書と新聞報道の分析から―
  • 旅館の離職要因に関する一考察
  • 家族関係の変容―2000年以降のドラマ分析から―
  • テレビ広告からみるジェンダーの変容―女性の「社会進出」と男性の「家庭進出」は反映されているのか―
  • アーティストに対する「熱心さ」の研究―大学生のアンケート調査から―
  • eスポーツに対するイメージの分析―大学生のアンケート調査から―
  • スポーツマンガに見るキャプテンの役割の変容―1990年代~2000年代のマンガ作品から―
  • 漫画からみるジェンダーの変容―登場人物の男女比・言語を中心に―
  • コミュニケーション活動における言語の重要性について―オリジナル異文化トレーニングの実践より―
  • オリジナル異文化トレーニングの効果と意識変化―異文化体験におけるストレスとステレオタイプへの気づき―
  • オリジナル異文化トレーニングの研究―バーンガを基にした検証―
  • 多文化共生社会への理解に関する研究―オリジナル異文化トレーニングからさまざまな価値観を見出す―
  • 異文化間コンフリクトに関する研究―ケーススタディを用いて、ビジネスコミュニケーション上でのコンフリクトの要因や解決法を探る―
  • ケースメソッドを用いた異文化トレーニングの実践―事例に学ぶコミュニケーションでのトラブルについて―
  • 学生の英語スピーキングを困難にさせている原因と効果的な指導法についての研究
  • 英語の漫画を使った英語学習法の有効性
  • The Impression of Small Talk as a Foreigner:A Look at Tourists in Japan and North America
  • Different Awareness about Same-Sex Marriage:A look at student awareness between males and females
  • The Future of Electric and Gas-Powered Vehicles:A Comparative Look at Current Vehicle Technology
  • Notions of Self-Confidence Between Japan and the U.S:A Look at Two Campuses
  • 福井丸岡RUCK 3,000人プロジェクト(報告書)
  • 珈琲勉強会の実施―2020Echizen珈琲フェスティバル開催に向けての取り組み―(報告書)
  • 世灯祭参加者層拡大に向けた取組み―ファッションショーの企画・実施―(報告書)
  • 歌詞と社会の変容―平成時代のヒット曲からの一考察―
  • 佐々木小次郎と今立エリアとの関わり/li>
  • 歌詞から見るディズニープリンセスの変化
  • 多文化交流に向けた取り組み(報告書)
  • 注意・興味を喚起するチラシ・ポスターの制作―「越前げんきフェスタ」の事例から―(報告書)
  • 大学生活におけるコミュニケーション能力向上の機会―仁愛大学生の傾聴力の向上の機会とは―
  • 化粧と社会の変容―女性誌「non-no」からの一考察―
  • 彼氏に求める条件の変化―仁愛大学女子学生を対象とした一考察―
  • 模擬授業による指導能力の向上―日本語教育に関する実践報告書―
  • 茶道具における銘の分類―点前の道具と床の道具―
  • 呼びかけ語から見る「主人公」と「敵」・「味方」の人間関係―アニメ版Cinderella (1950)と実写版Cinderella (2015)を比較して―
  • NaMinamiechizen―移住者が感じる南越前町の魅力を伝える―
  • 日本の絶滅危惧種を救おう―日本の絶滅危惧種について考えるカードゲーム―
  • 野球人気の低迷―地域密着の観点から―
  • 夏果て―大学生の夏の終わりと秋へのポートレート―
  • ふくいはなまっぷ―花を用いた地域活性化―
  • フクイさんちのライスバーガー
  • 仁愛大学コミュニケーション学科 地域活動アーカイブ
  • 色とキャラクターの関連性―3作品の比較による考察―
  • SNSにおけるインフルエンサーが購買意欲に与える影響について

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