2024年05月21日「子どもと環境」の授業で学生が「芝滑り」
仁愛大学の裏山にある厳グラウンドへ向かう緩やかなスロープの登り始めるところには,左手に広い斜面が広がっています.この時期,その斜面一面に「ブタナ」が黄色い花を咲かせていますが,その斜面を芝ソリで滑り降りました.
おそらく学生の中には,きれいに咲き誇るブタナをソリで踏み潰してしまうことに罪悪感を覚える心優しい人もいたはずです.
「自然はそんなにヤワじゃない」ここは毎年ソリで踏み潰されているにもかかわらず,その自然は保たれているじゃないか.
コウノトリは生まれる前から大きな期待を寄せられ豊かな自然環境の象徴として持ち上げるけど,そのくせアメリカザリガニを「駆除する」人間の自分勝手をあなたはどう思う?
お尻で斜面との摩擦を感じました.植物の匂いを感じました.足の上げ方や背中の倒し方でスピードが変わりました.最初,斜面を見たときに感じた恐怖感はいつの間にかワクワク感に変わっていました.
散水栓を塞いでいた金属の蓋を開けると,たくさんのダンゴムシが身を潜めていました.ブタナはタンポポにとても良く似ていますが,よく見ると草丈や綿毛の様子が異なっていました.
さて,皆さんだったら子どもたちと,どんなふうに遊びますか?