実習が充実している、というのが仁愛大学を選んだ理由のひとつです。教育実習は4年次なのでこれからですが、保育所や幼稚園実習ではやっぱり子どもと関わる仕事をしたいと強く確認することができました。1年の実習では手助けの必要な子どもがいるとすぐに手伝ってしまいましたが、やってあげるだけでなく見守ることも援助の方法。一人ひとりに合わせた援助をするために、しっかり子どもを見ていることが大切だと気づくようになりました。こうして養われた子どもたちの力が小学校の学びにどう結びついているか、教育実習で体験して将来に活かしていきたいと思っています。
11月の保育実習では、0歳児から5歳児までまんべんなく担当できたので、子どもの発達段階を実際に見て感じることができました。授業では気恥ずかしくて練習していなかった手あそびは、実習先の先生に本を借りて勉強したり、先生方のやり方を見たりして次の日に実践しました。「現場に出てもその学ぶ意欲を大切に」と言っていただきました。同時に、「園児とだけでなく保護者とも信頼関係が築けていないとできない仕事」だと学びました。子ども一人ひとりを見てきちんと考え、理解することで保護者にも信頼して預けてもらえる保育者になりたいですね。
小さい子と関わるのが好きで保育士を目指していますが、最初は自分から関わるのが難しく、子どもの問いかけにも「そうだね」と答えるだけでした。大事なのはそこから発展していくこと。予想外の行動にも焦らず臨機応変に対応したり、1歳児にはイエスかノーかを引き出す質問をしたり表情を丁寧に見ているうちに、子どもたちが自然と寄ってきてくれるように。指導の先生方からも「言葉や対応が丁寧」「一人一人を理解しようとしている」とコメントをいただきました。子どもの気持ちを大切に、遊びにも工夫や発展をさせられる保育士になりたいですね。