前澤 里奈さん
昔から小さい子が大好きで、将来は子どもと関わる仕事がしたいと思っていました。幼稚園の先生、保育士、教師のどれになりたいとは決められていなかったのですが、実際に実習に出てみると、就学前の子どもたちの、基礎となるところにかかわっていきたいと思うようになり、幼稚園教諭を目指すことに決めました。卒論のテーマは「ヒヤリハットの認知度を高めるためのWeb教材開発の可能性」。このテーマに決めたきっかけは、実習中の出来事。1才児クラスを見ていたとき、子ども同士の「噛みつき現場」を目撃し、そのときどう対応すればいいのか、とっさの判断ができなかったからです。ゼミの先生が情報の専門だったので、パソコンにあまり詳しくない私は、先生に一から教えてもらいながらインタラクティブ教材を制作しました。素材撮影のための園への撮影交渉や動画編集などは大変でしたが、教材を使ってくれた同じ学科の友達からは自分では気づかなかった意見が出たので、とても参考になりました。現在は2才児クラスを担当しています。子どもと一緒に遊んでいる時間が一番楽しいです。子どもそれぞれの個性や性格に合わせて対応するよう、心がけています。素晴らしい先生方に囲まれて働いているので、良いところをどんどん吸収して自分のものにしていきたいです。。
前川 聖奈さん
中学生の頃、友達に勉強を教えた際「分かりやすい」と言ってもらえたことをきっかけに、教員への夢を抱くようになりました。数学が好きなので、中高の数学の先生になりたいと思ったこともありましたが、数学は自分が好きだからこそ、教えるのが難しいことに気づきました。逆に苦手な国語は、なぜ分からないのか生徒の気持ちが分かることで教えやすく感じ、高校では文系を選択しました。大学在学中は、幼稚園・保育園・小学校へ実習に行きましたが、勉強を教えることのできる小学校の実習が、私にとって一番楽しかったのも、小学校教諭を選んだ理由の一つです。2年目の今は、小学2年生の担任を受け持っています。1年目よりも仕事に慣れたこともあり、笑顔の時間が増えました。子どもの成長が目に見えて分かるのがとてもうれしいです。45分間という授業時間、子どもが飽きないよう、補足のイラストをテレビ画面に映して見せたり、子どもにチョークを持たせて黒板に考えを書かせたりと、工夫しています。今後の目標は、例えば給食中に児童が牛乳をこぼした時など、すぐ先生に頼るのではなく、どう対処すればいいのか、子どもが自ら考える力をつけられるよう、指導していくことです。
石橋 亮汰さん
大学時代の公立保育所での実習経験から、市との連携がしやすい公立保育所の保育士になろうと決めました。保育所以外の子ども関連の部署とも連携して、子どもに関する支援をしていきたいと考えたからです。家での様子や困りごともじっくり聞き、家庭支援にも力を入れていきたいです。そのため、保護者の方たちとも、お迎えのときなど限られた時間の中で情報共有に努めています。そして何よりも、毎日子どもと関わり、自分も成長していけることが楽しく、充実しています。声かけや遊びの流れのつくり方などを、学んでは実践し、そのたびに変化する子どもたちの反応に驚かされる毎日です。
関 琢登さん
父親がやっていた影響で、小さい頃からオーケストラに所属してクラリネットを演奏していました。中高生になると、一緒に演奏をしている小学生の子たちが可愛いと感じ、保育士に興味を持つように。大学入学後は保育園への実習で、ますます保育士への夢が膨らみました。在学中は同じ夢を志す友達と一緒に勉強をし、良い刺激になったと思います。また、音楽が好きなので「ちいさな音楽隊」というサークルに所属。月1回、越前市の施設で、子ども向けに絵本を読み聞かせしながら演奏をする活動もしていました。子どもにとっては普段、あまり馴染みのない楽器もあったようで、とても楽しそうに聴いてくれました。就職して1年目のことですが、保育や子ども達のことで悩んだときに、大学の講義のプリントを見て振り返って活かしました。今でもプリントを見て学び直すことがあるので、とても役立っています。2年目の今は、一人担任で3歳児クラスをみています。まだオムツの子もいますが、次第にオムツが取れていくのを見ていると、成長を目の当たりにできてうれしいです。まだまだ他の先生方から勉強することばかりですが、将来的には男性保育士ならではのダイナミックさや、自由さを取り入れつつ、子どもと一緒に歩んでいけたらと思います。