地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。
今回の公開講座は、
11月13日(水) 18時30分~20時00分、仁愛大学 B109 衆会ホールにおいて、本学客員教授 加藤義治先生による「外務公務員の仕事~私の経験から~ ③大使・総領事の仕事」というテーマで開催しました。
加藤義治先生は、長年にわたり外務省職員として外交業務に携わるなか、4か国に勤務、初代駐モーリシャス特命全権大使などを務められた方です。
講座では、加藤先生より、外務省に勤務する公務員の仕事の一つ、大使・総領事について語っていただきました。
初めにモーリシャスは日本から遠く離れたアフリカ大陸の東、インド洋南西に位置する場所にあるとの紹介をしました。
先生はモーリシャスの大使館は、国を支える重要な役割であり、相手国の政府との「交渉や連絡」、「政治・経済」等があり、日本をしっかり理解してもらうための広報文化活動業務もしていたとのお話がありました。
また、広報文化活動は大変ではあるけど日本を知ってもらう、理解してもらう大切なお仕事でもあるとのお話も頂きました。
職務内容について「初代駐在大使としてモーリシャスで日本の存在感を高める」、「人脈作り(親日家・応援者を増やす)」、「政治・経済・社会等事情の報告」があり、重要任務とのことでした。
最後に先生は「日本の事を関心持った外国人も多く、日本のアニメやゲームなどのコスプレをしている若者もいて、日本の事が好きだと言っていました。また、モーリシャスでは日本の武術(空手、柔道、柔術、剣道など)が盛んであるところも喜ばしいです。剣道の練習で竹刀が無い方もいましたが、竹の棒を持って竹刀の代わりに練習をしていました。それでも彼らは日本の剣道は素晴らしいと褒めていて大変嬉しかったです。」と、写真をもとに経験談を語られる先生のお話に、参加いただいた皆さんも興味深く聴き入っていました。