今回の公開講座は、
11月06日(水)18時30分~20時に、仁愛大学 B109 衆会ホールにおいて、
心理学科の目黒 達哉特任教授による「コミュニケーション能力を高めるための傾聴」というテーマで開催しました。

初めに先生は、簡単な自己紹介をしてから、傾聴について受講者の皆さんに分かりやすく、お話をされました。

傾聴とは、カウンセリングの基本技法のひとつでもあり、相手の話にじっと耳を傾け、日常生活の中で人間関係を形成・維持するスキルの一つであるとのことでした。また、相手の話を丁寧に耳を傾けて、こころのひだまりで聴いていく姿勢でもあるとのことでした。

傾聴においては、相手の話を聴くこと、相手を受け止めること、うなづくこと、相手と自分が対面的であること、コミュニケーションをとりながら相手と会話のキャッチボールをすることの5つが重要とのことでした。また、傾聴のスキルにおいて伝え返し(話し手が表現した内容を忠実に繰り返す)をして、相手の気持ちを受け入れる事ことが特に大事であるとのことです。

また、人に伝える際に聴き手が相手の話を勝手に付け加えたり、省いたり、曲げて伝えたりなどコミュニケーションを妨げる要因が生じてしまうことがあるので、その場で勇気をもって相手に聞いてみる(確認してみる)ことが自分の理解に繋がるとのことでした。

最後に先生からは「私たちは、コミュニケーション場面で、相手の話を聴いていると思っていますが、相手の話を正確に聴いているようで聴いていません。特に、身内の話は、感情的になり易いので、聴けないと思った方が宜しいです。傾聴とは、その相手の人生に耳を傾けて聴くことです。」との言葉を頂き、講座を終了しました。

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