地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。
今回の公開講座は、
3月1日(金) 18時30分~20時00分に、仁愛大学 B109衆会ホールにおいて、心理学科 西村則昭教授による「『臨済録』に学ぶマインドフルネス」というテーマで開催しました。
講座では、中国における臨済宗の開祖である臨済禅師(臨済義玄)の教えをマインドフルネスを通して学びました。
初めに「無位の真人」についてのお話があり、先生は、地位や肩書き、学歴にとらわれたりする社会的現実から離れたところに本来の自己があると話されました。
マインドフルネスでは、意識して息をゆっくり吐いたあと、息を吸うときは体にまかせて吸う呼吸法を用います。
その他にも、先生から自律訓練法で用いられる「求心図」の紹介があり、限りなくどこまでも、どこまでも小さくなっていく鈴の音を追いかけるイメージを、「おりん」を使って受講者の皆さんに体験してもらいました。そうして皆さんに心を整えてもらいました。
最後に先生は「マインドフルネスを何度も何度も行うことによって自分自身がおのずと優しくなれます!是非何度も練習して皆さんの日常に活かして欲しいです。」とのお話があり、講座を終了しました。
受講者から「今日この講座でマインドフルネスを実践したことを、日常生活に生かしたいと思います。ありがとうございます!」、「初めて聴くことが多くて難しかったですが、リラックスして集中して聴かせて頂きました。ありがとうございました!」など、喜びのご意見もありました。