地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。

 今回の公開講座は、
 2月23日(金) 10時30分~12時30分、本学調理実習室において、仁愛大学 人間生活学部 健康栄養学科 教授 佐藤真実先生による「外国人のための「お弁当づくり」講座 ①お弁当の基本を学ぼう」というテーマで開催しました。この講座は、ブラジル人市民が多く暮らす越前市の多文化共生の推進に向け、越前市様並びに株式会社福井村田製作所様からの寄附金を活用した寄附講座です。

 受講者の皆さんが、ブラジルの方ということでポルトガル語通訳者の菊池様、本田様の2名が公開講座の通訳をされ、最初に、先生の紹介などのお話を受講者の皆さんに分かるよう通訳しながら講座を進めました。

ブラジルの方は、「弁当箱」というシステムもなく、日本の文化と違って箱に食べ物を入れる概念もなく、自分の食べ物のバランスを含めて「お弁当ってどんな物なんだろう?」と、とても興味を持ちながら受講されました。

また、食べ物の衛生管理についても、佐藤先生からお弁当について腐らせないように食材を洗ったり、菌を増やさないなどの注意を通訳して頂きながら、説明をしました。

佐藤先生からお弁当のバランスなどのお話を聞いたあと早速、箱の大きさを選ぶところから始まり、そのあと、食材に触れるため丁寧に手を洗い、食べ物を詰めました。

サラダの水切りの仕方を受講者が質問すると、佐藤先生からペーパータオル等の紙や食材の水を切る食器があるなどの回答があり、安心して頷いている様子も見えました。

最後に佐藤先生から「お弁当どうでしたか。綺麗につめたお弁当を是非お家に持って帰って食べてください!」とのお話で講座を終了しました。

受講いただいた皆さんからも、「お弁当はこの機会じゃないと中々作れないので、とても素晴らしい勉強になり、自分のお弁当が作れて嬉しかった!」、「これからはどれくらいの分量でなのか、栄養バランスはどんな感じなのか、保存の仕方などたくさん学べて嬉しかった!」との、多くの喜びの感想をいただきました。

2回目の講座では、お弁当を作ります。

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