地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。

今回の公開講座は、
11月29日(水) 18時00分~19時30分に、本学講義室において、健康栄養学科の野村卓正教授による「家庭で備える備蓄用災害食」というテーマで開催しました。

講座では野村先生より、現在、市場に出ている災害食について紹介するとともに、それぞれのご家庭のニーズにあった災害食の備え方について説明していただきました。

野村先生から、自宅避難で食事をする際に国は一週間分の備蓄食品を推奨しているとのことで、先生からはどのような災害食が増えてきているのか受講者の皆さんに食品を紹介しました。

日本災害食学会による認証基準があり、日本人の食生活において馴染みがある、災害時に有用な食品や常温で輸送・販売・保管できる製品や常温で6ケ月以上の賞味期限があるもの、輸送・保管中の温度・温度変化に耐え、破損しにくい強靭な包装容器などの厳しい基準があるとのことでした。

先生は「いくら賞味期限が長くても、傷や破けやすいものを選んだばかりに破けたものから雑菌が沸くのでしっかりした食品を選びましょう」とのお話がありました。

また先生から講座で置いてある食品をいくつか選んで下さいとのことで受講者の皆さん、欲しい災害食をいくつか選び、災害セレクトワークシートを使ってカロリーを計算すると塩分が多いということも分かりました。

最後に先生は「皆さん、ワークシートを使って計算してみて分かったと思います。エネルギーの確保は最優先ですが、主食・主菜・副菜をバランス良く選んで備蓄することが大切です!」と、語る先生のお話に、受講者の皆さんうなずきながら聴き入っていました。

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