地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。

 今回の公開講座は、
 3月8日(水)から15日(水)、22日(水)の18時30~20時、3週にわたり、本学講義室において、仁愛大学非常勤講師 坂東照啓先生による「初めて学ぶポルトガル語」というテーマで開催しました。この講座は、ブラジル人市民が多く暮らす越前市の多文化共生の推進に向け、越前市様並びに株式会社福井村田製作所様からの寄附金を活用した寄附講座です。

 最初に坂東先生から「日本の約22倍の国土面積を有するブラジルは、地球の反対側であり日本から最も遠い国ですが、現在では日本にもたくさんのブラジル人が住んでいます。ブラジルの人たちと共に暮らし、相互に理解を深めていくためにも、その手段となるポルトガル語について一緒に学びましょう。」というあいさつから始まり、普段使う言葉を中心にお話をしていただきました。

 先生は「ブラジルにとって言葉は文化であり、言語を学ぶということは最も大切で、言葉を学ぶことは尊敬にも繋がります。」とお話しされました。

 またブラジル人は名前をとても大切にしていて、名前で呼ばれると嬉しいので、初対面の際はできるだけ早く相手の名前を聞き、親しみを込めて呼びましょうとのアドバイスなどもいただきました。

 最後に、坂東先生は受講者へ「Bom descanso.Até a próxima semana!」(お疲れ様でした。また来週会いましょう!)と、ポルトガル語で別れの時に使う挨拶で、講座を終了しました。

 受講いただいた皆さんからも、「この講座がこれまでも行われていたのならば、もっと早くに来ればよかったと思うくらい大変勉強になり、特に文化的なこと、考え方を知ることができて良かったです。ありがとうございました。」との、多くの感想をいただきました。

 なお、本学では引き続き、令和5年度も坂東先生による"ポルトガル語"の公開講座を予定しております。皆様には、今後も本学ホームページやチラシ等でご案内させていただきますので、是非ご参加いただきますようお願い申し上げます。

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