地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。

 今回の公開講座は、越前市男女共同参画センターとの連携講座として

 3月19日(土) 13時30分~15時00分に、市民プラザたけふ 多目的室1(アル・プラザ武生3階)において、コミュニケーション学科の織田暁子准教授による「同性パートナーシップ制度って何?」というテーマで講座を開催しました。

 講座の内容は、同性パートナーシップ制度の概要と意義についての講義でした。

 同性パートナーシップ制度とは、割り当てられた性が同性同士のパートナーのための制度で、現行の婚姻制度を利用できない性的少数者(LGBTQなど)や事実婚のカップルを公的に認める制度です。

 織田先生からは、性の多様性について解説いただく中、同性パートナーシップ制度の概要や意義等について詳しく紐解き説明していただきました。

 同性パートナーシップ制度は、日本では2015年に東京都渋谷区・世田谷区で初めて導入されて以来、本年2月時点では150の自治体に導入が広がっています。

 本制度が導入されることで、公営住宅への入居や医療機関での面会に関することなど様々な公的サービスが利用可能となるなどのメリットはありますが、諸外国の制度内容と比べれば、結婚した夫婦ほどの権利が与えられていないことなど、課題も幾つかありますとの指摘もされていました。

 受講者の皆さんも、誰もが暮らしやすく過ごしやすいまちとなることを願い、同性パートナーシップ制度に高い関心を持たれる中、先生のお話に熱心に耳を傾けていました。

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