地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。
今回の公開講座は、
あいにくの曇り空ではありましたが、「冬の星をみる会」が2月28日(金)18時30分から20時ごろまで、仁愛大学科学実験室(G405)と厳(いつき)グラウンドにて開催されました。
講師は、子ども教育学科の西出和彦教授、タイトルは「冬の星をみる会 ~星と音楽をあなたに~」。西出研の学生9名もサポートしてくれました。
まず、科学実験室で、満天の夜空であれば見える星や星座などの説明があり、星の観察に便利なアプリや星座早見盤の使い方についても紹介されました。
あいにく夜空は厚い雲におおわれ、はじめは星1つ見えなかったのですが、大学の裏にあるグラウンドへ行き、学生たちが用意したお汁粉を食べながら、夜空を見上げていると、星がひとつふたつと見え始めました。気がつくと、金星、木星、火星などの惑星を始め、冬の大三角を構成する「おおいぬ座」のシリウス、「こいぬ座」のプロキオン、「オリオン座」のベテルギウスも雲の隙間から顔を出し始めました。冬のダイヤモンドの一角をなす「ぎょしゃ座」のカペラ、「おうし座」のアルデバラン、「オリオン座」のリゲルなども見えましたが、残念ながら、みんなが一斉に雲の間から顔を出すことはなくダイヤモンドにはなりませんでした。
それでも参加者の皆さんは、焚き火を囲みながら「ロマンチックな音楽を聴きながら、あたたかいお汁粉をいただき、星を見上げることができてとても素敵でした」という感想をもらしていらっしゃいました。まだ、しばらくは冬のダイヤモンドや金星、木星、火星は夜空に輝いています。たまには夜空を見上げてみてはいかがでしょうか?