地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。
今回の公開講座は、
11月21日(水) 18時00分~19時30分に、本学講義室において、健康栄養学科の野村卓正教授による「家庭で備える備蓄用災害食」というテーマで開催しました。
野村先生から「ご家庭でも備えて欲しい防災備蓄用の災害食について、国は一週間分の備蓄食品を推奨しています。備蓄食品には、日本人の食生活において馴染みがある災害時に有用な食品、常温で輸送・販売・保管ができる製品、常温で6ケ月以上の賞味期限がある食品、輸送・保管中の温度・湿度変化に耐え、破損しにくい強靭な包装容器などの基準があります。また、調理条件として、そのまま喫食できる(未調理)、注水すれば喫食できる(要水源)、注湯すれば喫食できる(要水熱源)、温めれば喫食できる(要熱源・発熱材付)食品となります。」との事でした。更に大きく分けて、ごはん、めん類、パン類、おかず、おかずと汁、おやつがあり、中でもおかずのバリエーションがまだまだ寂しいとのことでした。
試食では、受講者から「おいしい!」、「香ばしい!」、「柔らかい!」などの声が上がり、また、先生のもとで学ぶゼミ生から災害食セレクトワークシートを使ったタンパク質やエネルギーなどの栄養バランスの紹介もありました。
講座の最後に先生は「減塩の災害食を新たに学生が開発しています。是非、学生を応援してください!」とのお話を頂き、講座を終了しました。