地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。
今回の公開講座は、
6月27日(火) 18時00分~19時30分に、本学講義室において、健康栄養学科の野村卓正教授による「家庭で備える備蓄用災害食」というテーマで開催しました。
野村先生から「日本災害食学会による認証基準には、5つあります。その中でも特に調理条件として、そのまま喫食できる(未調理)、注水すれば喫食できる(要水源)、注湯すれば喫食できる(要水熱源)、温めれば喫食できる(要熱源・発熱材付)のが認証基準となります。」との事でした。また大きく分けて、ごはん、めん類、パン類、おかず、おかずと汁、おやつがあるとのお話もありました。
後半では、受講者に備蓄しておきたいもの、食べてみたいもの、味が気になるものを一人2~3つまで選んで持ち帰り、ご自宅で試食してみて下さいとのお話があり、受講者から「めずらしい、こんなものがあるんだ!」、「すごい!」、「おいしそう!」などの声が上がり、受講者各々、一つ一つ手に取り比較しながら真剣に選んでいました。続いて、先生のもとで学ぶゼミ生から「災害食の選び方について、急な災害時には、エネルギーの確保が重要ですので、少しずつ栄養バランス良く備蓄しておきましょう。」との発表もありました。また、今回から会場内でも試食して頂くことができるようになりました。
講座の最後に先生は「この栄養バランスは、健康な人むけなので、持病を持たれている方が選んで食べる際は主治医や管理栄養士に相談してください!」とのお話をして、講座を終了しました。