地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。

今回の公開講座は、越前市生涯学習センター連携講座として
11月15日(水) 18時30分~19時30分、仁愛大学 B109 衆会ホールにおいて、本学客員教授 加藤義治先生による「モーリシャスの魅力」というテーマで開催しました。

加藤義治先生は、長年にわたり外務省職員として外交業務に携わるなか、4か国に勤務、初代駐モーリシャス特命全権大使などを務められた方です。

講座では、加藤先生より、モーリシャスの魅力について語っていただきました。

モーリシャスは、人口126万人、東京都とほぼ同じ面積の小さな島国で日本からの直行便がなく、ドバイなどで乗り継ぎしてほぼ1日かける距離でなんと約2000キロとのことでした。

18世紀初め、フランスが島を占領し、市の建設や開発を行いモーリシャスの基盤を作りました。その後19世紀初めにイギリスが占領してフランス島から現在のモーリシャスという名前に戻したとのお話がありました。

また、モーリシャスの魅力について植民地の歴史を保存や文化の多様性など平和を維持するために色々な努力をしているなど、魅了された多様性をはじめ外交等についての素敵なお話がたくさんありました。

最後に先生は、「モーリシャスの選挙においてベスト・ルーザーという特殊な制度を採用しており、平和を維持するための一つの選択肢だと思います。」と、ご自身の経験や見識をもとに語られる先生のお話に、参加いただいた皆さんも興味深く聴き入っていました。

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