令和6年度(2024年度)から仁愛大学人間学部コミュニケーション学科に、「観光学特設コース」を開設します。これを記念して観光公開講座を開催します。

観光はまちづくり・地域づくりにとって重要な位置を占めており、地域振興の基盤となるものです。

地域観光の社会的・文化的な意義を学び、これからの観光のあり方を創造できる力を身に付け活かすことは、地域を魅力あるものに変え、地域を支えることに繋がります。

 今回の観光公開講座は、人間学部コミュニケーション学科・公益社団法人福井県観光連盟連携講座で、第一回目の講座を8月30日(水) 13時00分~15時20分、あわら市 グランディア芳泉・コンベンションホールにおいて(株)コンセプトアジア 代表取締役の相馬順子講師および杏林大学地域総合研究所で客員研究員・温泉家の北出恭子講師による「ウェルネスツーリズム」というテーマで開催しました。

相馬講師は、株式会社Conceptasiaを設立、ウェルネスやヘルスケア―専門のコンサルタントとして、国内外でホテルやスパの立ち上げ、運営、投資に携わっている方です。また北出講師は、国内外の温泉を年間300湯以上めぐる温泉専門家で多数の温泉資格や知見を活かし、メディア出演や講演、インフルエンサーとして、温泉の魅力を世界に発信等を行っている方です。

 最初の講座では、相馬講師より「ウェルネスビジネスとは?その可能性と成功の秘訣~最新のターゲット分析と市場動向~」について語っていただきました。

相馬講師は「ウェルネス(Wellness)とは、どういう意味だと思いますか?」というお話からはじまりました。意味は、「良い」、「元気」などを意味するwellから派生した言葉で、心身の健康に加えて、社会的な意味でも健全であり、社会的健康を基盤として、輝くようにいきいきした状態とのご説明でした。また、富裕層の持ち物クイズで実際に富裕層の方が持ち込んでいるカードは「デパートの外商カード」や「プライベートバンクのカード」で、購入しているものは再生医療と驚きの結果でした。今の富裕層の考え方の変化やお金の使い方の変化があり、知らない事がとても多かったです。

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 次に北出講師より「温泉の基礎知識と活用法〜温泉資源を活かしたウェルネスツーリズム〜」について語っていただきました。

最初にウェルネスの説明とポイントについてお話されました。ポイントとしては、身体、精神、思考、そして社会的立場や家庭、地球規模の環境についてよりよく生きること、そして、総合的に健康的な状態でいられるような行動、選択、そしてライフスタイルの積極的な追求が重要であるとお話されました。また、「温泉にどんな効果があるの?」とのお話で、物理効果(温熱効果や水圧効果等)、転地効果(精神疲労や体調不慮等を治す心理効果)、薬理効果(温泉の成分で得られる効果)が得られるとのことで、とても分かりやすい講座でした。

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まち歩き体験 では「あわら温泉街あるき~歴史・銘菓めぐり~」としてあわら市観光ガイド協会の方が同行し、「あわら市」の奥深い歴史やお勧めの温泉街を紹介してくださいました。

以下、その様子です。

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