地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。

今回の公開講座は、越前市生涯学習センター連携講座として
8月23日(水) 18時30分~19時30分、仁愛大学 B109 衆会ホールにおいて、本学客員教授 加藤義治先生による「インドネシア・バリ島の近況」というテーマで開催しました。

加藤義治先生は、長年にわたり外務省職員として外交業務に携わるなか、4か国に勤務、初代駐モーリシャス特命全権大使などを務められた方です。

講座では、加藤先生より、日本から遠く離れた東南アジア南部に位置するインドネシアのバリ島の歴史や文化、コロナウイルスの蔓延で社会経済の苦境を乗り切るための刺激策について語っていただきました。

先生の話では、バリ島は、北部を東西に火山脈が走り、信仰の山であるアグン山やバトゥール山という火山が存在し土壌は肥沃だと仰っていました。また、村落(人口密度の低い集落)の大半は農村で農業は水耕耕作が中心であり、島中南部の斜面一帯では年間を通じて安定した水の供給が得られ、二期作から三期作が可能とのことでした。

インドネシアにおけるコロナ蔓延を受けて、2020年3月に外国人のインドネシア訪問を禁止し、同年後半には国内旅行者に対する制限が緩和されたが外国人観光客や日本人観光客が激減したことから「今後も国際的イベントをたくさん開催していき是非観光客を取り戻して欲しい。」と語られ受講者の皆さんも興味深く聴き入っていました。

最後に先生は「コロナウイルスの蔓延で観光客がたくさん減ったが、バリ島は気温的にも過ごしやすい場所なので是非日本人観光客が増えてくれる事を期待したい。」と経験を通してお話をしてくださり講座を終了しました。

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