地域共創センターでは、地域への「知の提供」のために、教育・研究・支援の成果を活かした学術的・文化的講座や、地域の皆さまのための教養・スキルアップ講座など、多彩な講座を開講しています。

今回の公開講座は、越前市生涯学習センター連携講座として
7月26日(水) 18時30分~19時30分、仁愛大学 B109 衆会ホールにおいて、本学客員教授 加藤義治先生による「インドネシアの多様性」というテーマで開催しました。

加藤義治先生は、長年にわたり外務省職員として外交業務に携わるなか、4か国に勤務、初代駐モーリシャス特命全権大使などを務められた方です。

講座では、加藤先生より、日本から遠く離れた東南アジア南部に位置するインドネシアの歴史や文化、魅了されたインドネシアの多様性について語っていただきました。

インドネシアにはアチェ人(スマトラ島北端アチェ州に住むマレー系種族)やジャワ人(インドネシアのジャワ島出身の在住民族)等の様々な種族の方が住んでいます。インドネシア最西端にあるアチェ州では、伝統舞踊で「サマン」と呼ばれるダンス(サマン・ダンス)があり、「世界無形文化遺産」に指定され、ダンスの速さが段々早くなるにつれ迫力があるとお話されました。また、インドネシアの料理についてルンダンもしくはレンダンと呼ばれる、牛肉などの塊肉をココナッツミルクと香辛料で長時間煮込んだ肉料理との紹介がありました。この料理は、アメリカ人もとても大好きな肉料理で先生ご自身も食べたことがあり、とてもおいしかったと語られ受講者の皆さんも興味深く聴き入っていました。

最後に先生は「インドネシアの特徴として、多民族国家で多様な文化・慣習があり、信教の自由としていることから、多様性を大切にしている国です。」と経験を通してお話をしてくださり講座を終了しました。

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