仁愛大学は、お蔭様で今年開学20周年を迎えました。
11月28日(日)、開学20周年記念事業の一環として、公開講座 「モーリシャスから学ぶ」を本学にて開催しました。
講師を務めていただいた 本学客員教授 加藤義治先生 は、長年にわたり外務省職員として外交業務に携わるなか、4か国に勤務、初代駐モーリシャス特命全権大使などを務められた方です。
石川昭義副学長の「本講座が、本学が掲げるテーマ『共創の新時代』にふさわしく、グローバル、多文化共生の意義を考える機会になれば」との開会の挨拶に続き、講座では、加藤先生より、日本から遠く離れたアフリカ大陸の東、インド洋南西に位置するモーリシャスの歴史や文化、魅了された多様性をはじめ外交等について語っていただきました。
人口126万人、東京都とほぼ同じ面積の小さな島国、モーリシャス。青く透き通った海、美しい景色。そこは、セレブ憧れのリゾート地として年間、国内人口と同じくらいの観光客が訪れる観光立国です。ポルトガル人に発見された無人島(モーリシャス島)は、オランダ、仏、英国の統治を経て独立。その歴史的背景により様々な言語が飛び交う多様性は力です。さらには、領土問題解決に向けたしたたかな外交政策等々。ご自身の経験、見識をもとに語られる先生のお話に、参加いただいた皆さんも興味深く聴き入っていました。
最後は、「子どもたちにとって多様性の力とは」「国の教育制度は」「大使館が存在することによる両国の国益は」等々、会場から頂いた多くの質問一つ一つに丁寧に答えていただき、終了となりました。
モーリシャスの位置 モーリシャスの西海岸
仁愛大学では、今後も、本学教員等による「知の提供」により、地域の皆様の教養、スキルアップにつながる多彩な公開講座を開講してまいります。
皆様には、随時、本学ホームページ等でお知らせいたしますので、ご確認の上ご参加いただきますようお願い申し上げます。