仁愛大学【受験の窓】

心理学科PSYCHOLOGY

挫折して変化して…
成長は続くよどこまでも♪

生涯発達心理学で…成長は続くよどこまでも♪

大人になるだけが成長じゃない。無限大の成長こそが生涯発達心理学

「発達」というと、生まれてから大人になるまで、と考えがちですよね。でも、大人も様々な体験を通して変化していきます。その変化の積み重ねを「発達」と捉えることが、生涯発達心理学の入り口です。

若い人と高齢者では、高齢者のほうが充実感が高い、というデータがあります。歳をとれば体力が衰えてできないことが増えるぶん、今の自分を受け入れ、楽しみや喜び、生きる実感を見つけ出す力がつくからです。若い人が高い理想を追いかけてできないことに目を向けがちなのに対して、歳をとると楽しいことを拾い上げるセンサーが敏感になるんですね。これは生きる知恵というもので、いろいろなことに興味を持ち、面白みを見つけ出せる人ほど生きる知恵を高められる。自分の価値観にとらわれず、状況や変化に応じた柔軟性を持つことがポイントです。

10代〜20代は、受験に失敗したり部活で結果が出せなかったり、挫折するたびに自分はダメだ、と思ってしまいがち。だからこそ、人は一生涯成長する生きものだということを忘れないでほしいのです。予想外の展開もつらい経験も、人生の知恵をつけ、新しい価値観を知っていく「発達」の過程なのです。

竹村 明子 教授
竹村 明子 教授専門分野「生涯発達心理学」
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