ビジネスコミュニケーション学部ビジネスコミュニケーション学科

【プロジェクト紹介①】ふくまブランディング事業

まっさらな視点で地域資源を発掘!
コミュニケーション学で域学連携

地域には色々な課題があります。越前市で高齢化が進む服間(ふくま)地区では、「服間は何もないところなんですよ」と、活気が失われていく現状に閉塞感を覚えていました。
そんな地域の課題にコミュニケーション学が関わると、どんな変化が起きるのか?
人・モノ・コトが動き出し、人々は元気と誇りを取り戻していく。…名づけて「ふくまブランディング事業」。
継続的な関わりが地域に変化を生み出していく、コミュニケーション学の元気な事例をご紹介します。

仁愛大学 升田研究室事業構想・マネジメント

大学を地域のシンクタンクに!地域の宝に光を当てる魅力づくり

「服間に元気と誇りを取り戻したい」−−ふくま振興会の方々の思いと、域学連携を掲げる本学のゼミ活動が共鳴し、スタートした「ふくまブランディング事業」。目指す姿は、服間に暮らす人々自らが起爆剤となって地域を盛り上げ、そのエネルギーが広がっていくこと。学生たちは現地調査を重ね、内側からは見えにくい服間の魅力を外側から掘り起こし、若者ならではの視点で商品開発やイベントなどを行っています。年齢も立場も異なる方々との共創を通じて、地域の未来を切り拓く力が育まれています。

佐々木小次郎が故郷にタイムスリップ!?ふくまシンボル「こじろうくん」

学生たちがキャラクターから着ぐるみ制作までを手掛け、イベントでは自分たちが「こじろうくん」を着て、人々を活気づけている。

地域資源を活かした商品開発

服間の清らかな湧き水を用い、ハンドドリップで丁寧に抽出したふくま珈琲は、様々なイベントを通じて地域に珈琲コミュニケーション文化を醸成。地域資源を活かした学生発信のアイデアが商品化され、地域の魅力アップと交流促進を担っている。

仁愛大学 ビジネスコミュニケーション学科生地域資源の発掘・商品開発

世代を超えた人のつながりに迎えられ地域に踏み出していける実践の場

季節感とふくま珈琲を活かして私が企画したのは、珈琲かき氷。自分が考えたものが実際に商品化されて、目の前でお客さんが喜んでくださるのは本当に嬉しい体験でした。教室での学びを実行できる地域という実践の場で、試行錯誤しながら企画力やリーダーシップを磨いています。服間の方たちは商品だけでなく私たち学生に興味を持ち、真っ先に心を開いてくださるのが嬉しく、温かな気持ちをいただいています。

ふくま振興会フィールド・交流機会の提供

学生たちは服間を共に盛り上げ元気をくれる仲間、大切な家族です

服間は昔から人と人のつながりが強く、助けあい、支えあう関係が自然と育まれていた地区。近年高齢化が進み活気が失われていましたが、ふくまブランディング事業で学生や若い世代の人たちとの交流が生まれ、服間に笑顔と元気が戻ってきています。また、ふくま珈琲をお手本に、みんなが得意なことや埋もれていた資源を見つけ、地区全体が盛り上がっているのを感じます。この熱量が周りに伝播し、次のフェーズが生まれる期待にすごくワクワクしています。

地域冊子「ふくまがじん」の発行

「服間は何もないところ」…そう控えめに話す人たちやそこにある暮らしこそが服間の地域資源。学生自ら服間の人や文化を取材・撮影して制作した「ふくまがじん」には、そんな魅力が詰まっている。

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