仁愛大学【受験の窓】

コミュニケーション学科COMMUNICATION

社会・文化コースWeb講義

誰もが自分らしく
生きられる社会って?

誰もが自分らしく生きられる社会って?

無関係だから無関心、ではいられない。LGBTって意外と身近な問題なのかも?!

「同性パートナーシップ制度」や「同性婚」など、「LGBTQ+」の話題が新聞やニュースで取り上げられることも増えてきました。「LGBTQ+」は、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(生まれたときに割り当てられた性別と自分で思う性別が一致しない人)、クエスチョニング(性的指向や性自認のあり方を決めない、わからないなど)の頭文字で、セクシュアルマイノリティの総称です。

自治体の職員研修や学校での教職員研修・授業など、LGBTQ+について話してほしいという依頼も増えています。生徒から相談があったときに適切に対応できるようにするため、これまでの取り組みを性の多様性の視点から見直すため、などきっかけはさまざまですが、関心が高まってきていると感じます。

2015年に渋谷区・世田谷区で日本で初めて同性パートナーシップ制度が開始されて以来、現在では200を超える自治体が、同様の制度を導入しています。当初は都市部が中心と言われていましたが、最近は地方にも広がりをみせています。もう「あれは都会の話」ではなく、どの地域でも、誰にとっても身近な話となっています。

自分らしく生きること、それはどこでも良いわけではなく、自分の好きなまちで、自分らしく暮らせることが一番だと思います。自分らしく生きるか好きなまちで暮らすかの選択が迫られない社会を考えていきたいと思っています。

織田 暁子 准教授
織田 暁子准教授コミュニケーション学科専門分野「社会学・ジェンダー」
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