仁愛大学【受験の窓】

コミュニケーション学科COMMUNICATION

ビジネスコースWeb講義

コミュニケーション学こそ
人を知る人間学!

コミュニケーション学こそ人を知る人間学!

人の反応や評価は自分を映す鏡。社会と関わり、「自分」がつくられる!

私たちが生まれるとき、「自分」というイメージ、自己意識を持っている人はいないとされています。社会と関わり他者とコミュニケーションを交わす中で、後天的に「自分」になっていく。これをアメリカの社会学者クーリーは「鏡に映る自己」と表現しています。私たちは他者の反応や評価という鏡を通して自分自身を意識し、「自分」というイメージを形成していくのだ、と。そう考えると、コミュニケーションにおける表情や態度がいかに大切かがわかってきます。子どもが挨拶をしない、という前に、まずは大人が声を出して目を見て挨拶をする、挨拶を返す。御礼を述べる。そうした態度が、子どもたちの「自分」形成のためにとても重要なことなのです。

また、コミュニケーションのベースには、「他者理解」と「自己表現」という要素があり、なかでも自己開示は他者との関係性を形成するうえで重要な能力。効果的な自己開示は相手の不安感やストレスを軽減し、人間関係を深めてくれます。

人は一人では生きていけません。精神的にも物質的にも他者に依存し、相互に作用しながら生きていく。コミュニケーションを学ぶことは、自分と他者を理解する、まさに人間学といえそうですね。

升田 法継准教授コミュニケーション学科専門分野「組織・地域研究」
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