お坊さんでスクールカウンセラー

本書は、スクールカウンセラーであり、お坊さんでもある筆者が、学校カウンセリングの世界を、お坊さんの目線から考えるエッセーである。スクールカウンセラーは、学校現場において生徒や保護者の悩みや苦しみや辛さを聞いて、受け止める仕事である。そこでは、様々な人間模様が織りなす物語が息吹いている。そうした物語の中で、とりわけ死や死者にまつわる7つの物語が描かれている。臨床家からすれば、仏教の視点が心理臨床に大きな役割を担っていると感じさせる著書である。