- 上村 諒子さん
- 大学院修士課程 2年
- 仁愛大学 人間学部心理学科 卒業
人の心に触れる貴重な体験が、自分自身も成長させてくれる。
学部の頃とは違い、ロールプレイでのカウンセリングもクライアントさんの存在を意識するようになります。実際に附属心理臨床センターでは1年の夏からクライアントさんを担当。その人の思いを一緒に体験している感覚で話を聴けるようになるために、知識や技術だけでなく、自分自身の人間的な経験も必要だと感じています。自分とは違うクライアント個人との出会いの中で、その人の心に触れ、深いつながりができる体験がとても貴重。そうした中で、物事を柔軟に捉えられるようになっていると感じます。将来は、医療分野で人の心の痛みに寄り添えるような心理士になれればと思っています。
- 森 正風さん
- 大学院修士課程 2023年3月卒業
- 仁愛大学 人間学部心理学科 卒業
実際のクライアントを担当し学びが深まり、気が引き締まる思い
大学入学当初は、クライアントの症状を無意識から分析する、精神分析=カウンセリングだと思っていましたが、考え方次第で物事をプラスにもマイナスにも捉えることができる、という認知行動療法に興味を持ち、研究テーマにしています。大学院は学部とは違い、すべて自分で調べて自分で発表する、能動的な学び。先生はそれを補う程度の関わりになります。同時に、附属の心理臨床センターで実際のクライアントも担当するようになり、緊張で気が引き締まります。今後は学外実習などでもたくさんの経験を積み、将来的には認知行動療法を取り入れたカウンセリングも実践していければと思っています。