仁愛大学 Jin-ai University

人間生活学部

子ども教育学科

イラスト公開授業

算数科教育法

授業の狙い
算数の授業において、子どもがどこにつまずきやすいのかを意識して、具体的な教材の扱い方を学びます。そのうえで、さまざまな学習指導理論を踏まえ、具体的な授業場面を想定した授業づくりの方法を身につけていきます。
  • 1
    認知のしくみを理解する
    講義
    子どものつまずきやすいポイントを知る

    『小学校学習指導要領 国語編』を読み、国語科で育成を目指す資質、能力について理解をした上で、小学校国語の教科書をもとに「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」「言葉(漢字、語彙、文法)」などについての指導法と教材研究の仕方について学びます。

  • 2
    教具を活用する
    作成
    楽しく「わかる」教具やゲームを考える

    単に計算が「できる」のではなく、数や計算の意味が「わかる」ことで、力の伸び方が違ってきます。そのため、計算方法を覚える手前の、なぜそうするのか? を学生自身が教具の操作やゲームをとおして体験します。理解できたら、それを使って子どもの理解を促す練習も行います。

  • 3
    模擬授業を行う
    実践
    教具やゲームを使って模擬授業をする

    3〜4人のグループで、テーマに沿って具体的な教具やゲームを使った授業の指導案を考えます。計画ができたら、学生を児童に見立てて模擬授業に挑戦。20分間で、授業の導入部分または展開の部分を実践してみます。終わったら、授業を受けた学生からのフィードバックをもらいます。

乳児保育Ⅰ・Ⅱ

授業の狙い
0歳の赤ちゃんから満3歳未満児の発達について知り、一人ひとりのお子さんを愛情豊かに受け止めて、心身ともに健全に成長できるよう配慮や保育の方法を学んでいきます。
  • 1
    乳児の発達を知る
    講義
    乳児保育の重要性を理解する

    最近の社会情勢において、特に少子化が問題となっています。その中で乳児保育が重要とされていることを踏まえ、乳児保育の意義や目的、保育所・認定こども園などの役割について学びます。さらに、0歳~3歳未満児について、動画を観たり、その特性や保育のポイントを学びながら保育者としての役割を保育所保育指針に即して理解していきます。

  • 2
    実習に活かす
    実践
    乳児の発育や発達を現場で学ぶ

    乳児保育Ⅰで学んだ知識や、保育者の援助の方法などが、実際の乳児保育でどのように活かせるのか、また、さらに何が必要なのか、課題を意識して実習に臨みます。乳幼児とのかかわりだけでなく保育者の姿や保育環境などを通して、乳児の発育発達を学んでいきます。

  • 3
    おもちゃづくり
    作成
    乳児の発育や発達に応じたおもちゃを作ってみる

    乳児保育Ⅱでは、一人ひとりを大切にした保育内容や方法について、実習での経験を踏まえ、さらに学習を進めていきます。実際に見たり関わったりした乳児の姿をイメージしながら、手先を使うおもちゃの製作やグループワークでの事例検討など実践に役立つ知識や考える力を養います。

保育実習指導Ⅰ

授業の狙い
保育所での実習と保育所以外の児童福祉施設等での実習を行うために、その目的や留意点、記録の書き方、マナーなどを理解します。実習後は、実習の成果と課題を振り返り共有し、次の実習や将来の実践へと活かせるようにします。
  • 1
    心構えと目標設定
    講義
    実りある実習に向けしっかり目標を立てる

    事前指導として、それまでの専門科目の振り返りをし、実習に行くにあたっての心構えや目標設定をします。イメージが湧くように、現場の先生をゲストスピーカーに招いてお話を聞かせてもらい、実習で特に何を学びたいのかを明確にしていきます。指導案を作る練習も行います。

  • 2
    実習の振り返り
    考察
    個人やグループで実習をていねいに振り返る

    実習後、実際に行ってどうだったかを振り返ります。振り返りシートに、目標、準備、ほめられたこと、指導・助言されたことなどを自分なりにまとめます。それらを基に担当教員との個人面談や学生同士のグループワークを行い、実習の成果と課題を整理していきます。

  • 3
    後輩に向け報告会
    発表
    実習での経験を資料にまとめて発表する

    グループワークを踏まえ、1年生に向けて実習報告会を開催します。保育所や施設での実習でどのような経験をしたか、何を得たのかなどをグループごとにスライドや資料にまとめ、発表を行います。先輩から後輩へ学びをつなぎ、お互いに次の実習への意欲を高める機会になっています。

国語科教育法

授業の狙い
小学校の国語の授業では、どのような力をつけることが今求められているのかを理解していきます。その上で、そうした力をつけるための指導法、教材研究の仕方について学び、「楽しくて力のつく」国語の授業ができるようになることを目指します。
  • 1
    資料を読んで理解する
    講義
    指導法、教材研究の仕方について理解する

    『小学校学習指導要領 国語編』を読み、国語科で育成を目指す資質、能力について理解をした上で、小学校国語の教科書をもとに「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」「言葉(漢字、語彙、文法)」などについての指導法と教材研究の仕方について学びます。

  • 2
    国語の授業をする
    実践
    国語科の授業の指導案を作り、授業を実践する

    小学校国語教科書の教材をもとに、教材研究をして指導案を作り、模擬授業を行います。教材研究、指導案作りでは、読者の立場、児童の立場、教師の立場から教材を分析し、この教材でどのような力をつけたいか、そのためにはどのような言語活動が適しているのかを吟味します。

  • 3
    授業を分析する
    分析
    実践した授業の良さや改善点について検討する

    授業の導入、展開、まとめの各段階で、発問、児童への関わり方や支援の仕方、板書などについて、良かった点と改善すべき点を分析し検討します。この授業でねらいとする国語の力をつけることができたかどうか、児童が意欲的に取り組める内容だったかが大事なポイントになります。

保育内容指導法(環境)

授業の狙い
子どもの「周囲のさまざまな環境に、好奇心や探究心を持って関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力」を養うのが領域「環境」のねらいです。そのために、学生自身が身近な自然と触れあう経験をしながら、自然環境を活かした保育の方法を学びます。
  • 1
    飼育方法を調べる
    調査
    メダカを飼育し、特性や飼い方を知る

    生き物の飼育を体験するために、それぞれの学生が自宅でメダカを飼育します。そして、メダカの特性や育て方を、本やインターネットで調べてまとめます。水槽はどんな物がいいのか、水の量や温度は? エサは? さまざまな疑問を自ら体験的に解決していきます。

  • 2
    飼育して観察する
    飼育
    そんなときどうすれば良いのか実際に自宅でメダカを飼育して観察する

    「ヒメダカ」のオスとメスを1匹ずつ、用意した環境で飼ってみます。メスが卵を産んで、子メダカが生まれるまでの約1ヵ月、観察を続けます。中には1ヵ月の間に死んでしまう場合もあり、そんな時どうすれば良いのか、どう感じたかについても記録として残します。

  • 3
    レポートをまとめる
    考察
    観察した記録を振り返り、レポートを作成する

    観察したことに基づいて「メダカレポート」をまとめます。この飼育体験が、保育内容指導法にどのように関係していくのか、というところまでを考察します。また、メダカの命に関わって何を感じたか、命についても考える機会にもなります。

音楽Ⅰ

授業の狙い
子どもの音楽活動をリードできるよう、音楽を形作る基礎となる、リズム・メロディ・和声の3つを理解し、音楽のしくみの基本を学びます。実際に歌ってみたりキーボードで演奏をしたりすることで、理論の内容を体感しながら理解していきます。
  • 1
    手拍子でリズムをとる
    実践
    リズムと拍子を手拍子で体験し理解する

    リズムや拍子というと、三拍子、四拍子などが思い浮かびますが、どういう仕組みになっているのでしょうか。わらべ歌や誰でも聞いたことのある言葉遊びなどを例に、そのリズムや拍を手拍子でなぞってみます。リズムのまとまりを体感したら、それを楽譜に書き表します。

  • 2
    さまざまなメロディーを聴く
    講義
    音階と調について理解する

    メロディーはド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドといった、その「音階」に使われている音を組み合わせることで成り立っています。その音階の中のたった1つの音を変化させるだけで曲の雰囲気がガラッと変わることを知り、「調」についても体系的に理解していきます。

  • 3
    和声を理解する
    講義
    和声やコード進行について知る

    「和声」つまりハーモニーは、私たちが音楽に親しみを感じたり、ヒット曲が生まれたりすることに最も深く関わる要素です。実際に声を出してハモってみながら、和声や曲のコード進行(和声の組み合わせ)について知り、音楽を全体的な視野で理解していきます。

図画工作Ⅰ

授業の狙い
幼稚園や保育園、こども園での造形活動、小学校での図画工作の指導をするための、知識と技能を身につける授業です。指導法は別の授業がありますので、ここでは自らが体験し造形活動の楽しさを味わい、好きになることを大切にしています。
  • 1
    作り方の説明を聞く
    講義
    使う素材や道具、手順について理解する

    同じ平面の造形でも、絵の具を使ったもの、クレヨンを使ったもの、いろいろな造形技法があります。教材研究をし、学生自身が制作しながらそれらの特徴と使い方、表現技法を身につけていくことになります。そのために、まずは作例を見ながら制作手順を理解します。

  • 2
    造形遊びを体験する
    創作
    素材の性質を学びながら創作を楽しむ

    画用紙に絵の具を垂らして作品を作る造形遊びを体験します。絵の具を垂らした後で画用紙を傾けると、絵の具が流れて模様ができます。色を重ねたり、ストローで吹いて絵の具を散らしたりして絵の具の性質を学びながら、偶然生まれる色や形を楽しみます。

  • 3
    作品を見せ合う
    鑑賞
    出来上がった作品をお互いに鑑賞し合う

    絵の具が垂れてできた模様に、上手い下手はありません。どんな作品ができたかをお互いに見せ合い、工夫についても教え合います。造形遊びをとおして感じたことや、体験する前にイメージしたことと実際に体験してわかったことの違いなどについても話し合います。

保育原理Ⅱ

授業の狙い
保育の基本事項を定めた『保育所保育指針』の内容を理解し、概要を説明できるようにします。また、「子ども・子育て支援新制度」を含む、最近の保育施策についても理解して、今子ども・子育て分野にあるさまざまな課題について自分の考えをまとめていきます。
  • 1
    文献で保育をとらえ直す
    講義
    子どもを取り巻く環境や課題に目を向ける

    日本の保育の基本的な考え方や保育の内容などを示した『保育所保育指針』を読んで、現在の子どもを取り巻く環境と課題について考えます。そして、昔と今では遊ぶ「空間」や「仲間」、「時間」といった3つの「間」が大きく変化していることにも着目していきます。

  • 2
    フィールドで見て考える
    見学
    保育現場に行って考えを深める

    興味のある課題について一つを選び、その視点を持って保育所に見学に行きます。昨年は「多文化共生保育」を課題とし、外国籍の子どもが多く通う保育所に見学に行きました。実際に子どもとふれあったり、保育士から話を聞いたりすることで、課題について理解を深めます。

  • 3
    さらに調査しまとめる
    発表
    課題についてさらに調査してまとめる

    多文化共生をはじめ、保育について自分の興味のある課題を取り上げ、資料を読んだり、必要に応じてインタビューをしたりして調べます。そして、その課題についての自分の考えをまとめていきます。最後にはパワーポイントにまとめて発表します。

保育内容指導法(健康)

授業の狙い
幼児期における身体の発育・発達に関する基本的な知識を身に付けます。そして、幼児のけがや疾病への対応、安全を確保するために必要な保育環境についての知識を習得し、将来的には現場で活かせるようになることをめざします。
  • 1
    子どもの健康を広く知る
    講義
    子どもの健康や定型発達について知る

    幼稚園や保育所では、子どもの健康を守るためどんなことに気をつける必要があるのでしょうか。まずは0歳児から小学校に上がる前の子どもの定型発達について、動画や資料で学びます。そして、子どもに必要な生活リズムや清潔、衛生などについても幅広くとらえていきます。

  • 2
    現場での対応をイメージ
    討論
    実際の場面を想定して理解を深める

    おおまかにとらえた全体像をもとに、自分が保育士・幼稚園教諭になった時をイメージして、子どもの健康のために気をつけるべきことについて、グループに分かれて出し合います。出た意見は、模造紙にふせんで貼って分類し、場面設定をした話し合いもして理解を深めます。

  • 3
    実習で活かせる
    実践
    学んだ内容を実習の時にも意識する

    健康というのは、身体だけではなく精神的にも、人間関係など社会的な面から見てもすこやかな状態のこと。子どもの生活習慣は、身近な大人に影響を受けやすいため、保護者への働きかけや子育て支援は重要です。それらに気をつけながら、実習を行えることをめざします。

道徳教育の理論と方法

授業の狙い
学校における道徳教育の目標や内容を説明できるようにします。そして、指導計画がなぜ必要なのかをわかったうえで、教材研究をおこない、適切な指導法にもとづく授業計画を立てられるようになることが目標です。
  • 1
    資料を読んで理解する
    講義
    新旧の『学習指導要領』を読み比べる

    平成30年度から、小学校の道徳は、教科書を用いて授業を行う「特別の教科」となりました。新しい『学習指導要領』には、その目的や留意点が詳しく書かれています。以前の学習指導要領から一体どこが変わったのでしょうか。改訂前のものと並べて読み比べてみます。

  • 2
    教材について分析する
    分析
    一つの教材を取り上げグループワーク

    小学校の道徳の教科書の中から一つの教材を取り上げ、グループで分析していきます。子どもが自分で考えて判断できる力をつけていくためには、教材のどこに注目し、どの部分で質問を投げかけるのがいいか。実際に教える場面をイメージしながら話し合います。

  • 3
    指導案をつくってみる
    作成
    教えるところを想像して指導案をつくる

    教材の分析をしたグループのメンバーで協力して、指導案をつくってみます。指導案は、実際の授業を行う時に、教員が用意しなければならないものです。授業を行うところを想像しながら、また、定められた形式にも気をつけて作成し、チェックを受けながら完成させます。

体育Ⅱ

授業の狙い
さまざまな器械運動の特性を理解したうえで、まずは自分が実践できるようにします。教え方を考えながら実技を体験することで、子どもに教える時のポイントを理解し、整理して説明できるようになることを目指します。
  • 1
    器械運動をイメージする
    講義
    固定遊具や器械運動の器具を知る

    まずは、子どもが遊びの中で触れる「うんてい」や「滑り台」などの固定遊具の特徴を理解し、それらを使って遊びながら身体機能を高める方法について学びます。次に、器械運動に使われるマットや跳び箱、鉄棒などの器具の特徴や安全な扱い方について学びます。

  • 2
    実際にやってみる
    演習
    教え方を考えながら器械運動を体験

    器具を出してセットするところから、実技、片付け方まで、子どもへの教え方を考えながら器械運動を体験します。自分の実技の様子を撮影した動画を観ながら指導を受けることで、ポイントとなる体の動かし方や手足の使い方などの指導方法を具体的に考えていきます。

  • 3
    図に描いて説明する
    分析
    教え方を図解してまとめる

    自分で体験したことを振り返り、教え方をまとめます。どこにポイントを絞って指導すると子どもが理解できそうか、一連の動きを図に描き、そこに短い文章で解説を加えていきます。実技でやった、手を着く位置や目線などを思い出しながら自分の言葉で説明できるようにします。

教育心理学

授業の狙い
幼稚園と小学校の授業で教える内容を、子どもがどう学ぶのかについて、心理学の視点から考えられるようになることが目的。各発達段階の子どもの特徴や学ぶ力を理解したうえで、ワークシートやテスト問題の作成を通し、基本的な教授スキルについて理解します。
  • 1
    子どもの発達を理解する
    講義
    授業を受けるのと教えることの違いを知る

    教える立場に必要なスキルを身につけるには、自分が授業を受けてきた経験に縛られず、それぞれの子どもの発達を見極めながら教えていくことが重要です。まずは、各発達段階の子どもに、何を使ってどんな伝え方をすれば効果的に学習できるのか、講義を通して学びます。

  • 2
    ワークシートを作ってみる
    作成
    授業の効果を考え教材を工夫する

    実際に教える立場に立った時、子どもにちゃんと伝わるのかどうかを考えて、授業用のワークシートやテスト問題を作ってみます。幼児向き、小学校低学年向きと、高学年向きとでは、授業効果の見極めや自分の設問のしかたが異なり、それなりの工夫が必要だと気づきます。

  • 3
    自分なりの教師像を作り上げる
    考察
    教材を評価し合い課題に気づく

    作った教材について各自が説明し、評価をし合い、グループワークをします。子どもの記憶力は、年齢によって異なること、それに応じた教育技術の大切さなどをもう一度振り返り、教える側としての課題に気づく機会になります。これを通し、自分なりの目標が見えてきます。

子どもの映像文化

授業の狙い
子ども教育の場で必要となる、視聴覚教材やアニメーションの制作技術などを学び、伝えたいことを、より効果的に伝えられるようになるのが目的。画像や音楽、動画をアプリケーションソフトで編集する技術や、多くの人と共有したり、それらを評価したりできる力を身につけます。
  • 1
    いろいろな映像を見よう
    鑑賞
    動画制作のイメージを膨らませる

    動画を使って伝えたいことを効果的に伝えるには、いろいろな手法があります。多くの静止画を連続再生することで動いているように見える、ストップモーションアニメや、クレイアニメなどの技術を使ったいろいろな動画を鑑賞し、映像によるさまざまな表現手法を学びます。

  • 2
    素材を用意してつくってみる
    編集
    実際に動画を編集できるようになる

    「こんな動画をつくりたい!」というイメージができたら、それに適したスマートフォンのアプリで撮影するなどして、動画のための素材を用意します。動画編集ソフトの使い方を練習しながら、音声や音楽も組み合わせて自分なりに編集。1分半程度の動画を完成させます。

  • 3
    保育や教育への応用を考える
    評価
    友達の撮った動画を見てコメントしあう

    課題の動画ができたら、講義専用の共有サイトにアップ。クラスメイトの動画を見て、コメントをし合います。自分の動画にはない発想や、高度な技術を見つけて教えあったり、実際に保育や教育でどう活かすかについて一緒に考えたりしながら、技術を向上させます。

子ども家庭福祉

授業の狙い
すべての子どもの人権や権利が尊重され、子ども自身のすこやかな育ちを支えるために、子どもや子育て家庭に関する法律や制度・政策について学びます。
  • 1
    子どもに関するいろいろな法律を知る
    講義
    社会における子どもの位置付けを理解する

    そもそも子どもとは? 法律に子どもがどのように位置付けられているのかがわからないと、将来保育士になった時に、専門職としての大切な役割が果たせません。子どもに関する法律や制度を知ることから始め、内容の理解につなげていきます。

  • 2
    実生活に置き換え理解を深める
    考察
    自分の生活を振り返り、身近なこととして捉える

    法律や制度は、実は普段の生活に深く関係しています。講義の最後には必ず振り返りをし、身近なことに置き換えて考えます。たとえば、自分の通っていた保育所の運営主体は? 子どもの頃、児童手当はもらっていたの? さらに知りたいことを自分で調べて理解を深めます。

  • 3
    社会における保育士の役割を考察する
    まとめ
    福祉の視点からも保育を考える

    子どもに関する法律や制度を知ると、社会での保育士の位置付けが見えてきます。子どもに向き合うことばかりではなく、福祉の視点から、家庭支援や子育て支援を行うことも大きな役割であると理解できるでしょう。将来どんな保育士になりたいか、イメージを膨らませます。

保育内容研究(人間関係)

授業の狙い
乳幼児期の子どもが、友だちの気持ちを理解して思いやりを持つことや、友だちと協力して一つの目標を達成するためのルールを理解し守ろうとする「人間関係」の発達を促すための、保育者の援助について学び、自分の保育に対する考え方を深めていきます。
  • 1
    「保育所保育指針」等3法令を読んで理解する
    準備
    子どもの人間関係のあるべき姿を知る

    「人間関係」は、「保育所保育指針」等3法令の中で示される保育内容の5領域の一つ。この指針を読み合わせ、子どもの人間関係の発達を保育者がどう援助するのか、3つのねらいと、ねらいを達成するために指導する具体的内容についてグループワークで理解していきます。

  • 2
    他の人に向けて説明できるようにする
    発表
    発表することでより深く理解する

    就学前の子どもに指導すべき内容について、各グループ1項目ずつ担当し、発表します。資料を用意したり、寸劇をしたり、発表のスタイルは自由。発表を通し、保育者が一方的に教えるのではなく、子ども自らが気づけるような関わりの大切さについても考えます。

  • 3
    学んだ関わり方を実習で活かせる
    まとめ
    実践している姿をイメージする

    教科書や映像教材などの具体的事例をもとに、自分が保育者だったらその場面にどう関わるか、グループワークをします。どの発達段階の子どもにはどういう伝えかたをすると理解がしやすいのか、発達についても振り返りながら、実習でも活かせるようにイメージします。

PAGE TOP