人間をあらゆる角度から見てみよう。

『昔話ケース・カンファレンス―発達と臨床のアプローチ―』
(大野木裕明(仁愛大学人間生活学部教授)、千野美和子(京都光華女子大学人間科学部教授)、赤澤淳子(仁愛大学人間学部准教授)、後藤智子(梅花女子大学現代人間学部教授)、廣澤愛子(福井大学教育地域科学部准教授)共著、ナカニシヤ出版、2009年10月刊)
昔話、童話、地方に残る伝説などをケース(事例)と見立てて、臨床心理学、社会心理学、発達心理学、パーソナリティ心理学などのさまざまな心理学的視点から読み解いた本。第一部は若返りの水、一寸法師、かぐや姫などの11のケース・カンファレンス(事例検討会)、第二部は昔話心理学に関する入門的、専門的論文3篇からなっている。

『現代の人間と宗教*15講―仏教への道―』
(薗田坦 著、法蔵館、2009年3月刊)
現代人と宗教の関係を問い直し、混迷する時代を生きる知恵として、仏教の新たな可能性を示す。
毎日のテレビや新聞に報じられるように、凶悪な犯罪やおぞましい事件が次々と起こっている―私には現代の人間における「宗教的なもの」への正しい感覚や適切なかかわりにおける変化ないし欠如(喪失)という事態があるように思われるのである <本文より>

『新訂 心理学研究法』
(海保博之(東京成徳大学教授)、大野木裕明(仁愛大学教授)、岡市広成(同志社大学名誉教授)共編、放送大学教育振興会発行/日本放送出版協会発売、2008年3月刊)
私たちは皆、心が存在すると信じていますが、心の実態はわかりません。だから、量的、質的な検討、あるいは生理学的、調査的などいろんな研究法や技法を駆使してアプローチします。この本ではそれぞれの専門家がそのポイントをわかりやすく解説しています。編者は放送大学客員教授、番組用テキスト(印刷教材)です。

『間合い上手(NHKブックスNo.1033)』
(大野木裕明(仁愛大学教授)著、NHK出版、2005年6月刊)
間が悪い、間に合う、間抜けなど、間にまつわる言葉は対人関係に関わります。他方、職人の修業や剣道・空手の上達にも間(間合い)は重要です。これらタイミング、スペース、テンポなど対人関係の良し悪しやスキル熟達過程に関わる3つの間合い(時間的間合い、距離的間合い、心理的間合い)に光を当てて、それら相互がシステムになっていることを提案しています。

『フリーター~その心理社会的意味~(現代のエスプリNo.427)』
(後藤宗理(名古屋市立大学大学院教授)、大野木裕明(仁愛大学教授)共編、至文堂、2003年2月刊)
近年、青年の卒業後の進路は多様化しています。この論文集では、当時の社会背景に基づいて、フリーター増加の背景や心理社会的意味を、産業界、教育界の双方から検討しています。

『テストの心理学』
(大野木裕明(仁愛大学教授)著、ナカニシヤ出版、1994年4月刊)
リテラシーは読み書き能力と訳されることもありますが、学校教育で成功するには教育テストの活用能力が重要ですから、テストリテラシー(テスト活用能力)が大切になります。この本では、テストを受ける側、作る側双方が、テストリテラシーを身につけることの意味を、正面から具体的、実践的に述べています。

『いのちに関する5つのレクチャー』
(石田慶和(仁愛大初代学長)、宮城顗(九州大谷短大名誉教授)、長谷正當(大谷大特任教授)、田代俊孝(同朋大大学院教授))、蓑輪秀邦(仁愛大教授)著、法蔵館、2007年3月刊)
「いのちはなぜ尊いのか」この問いに答えられる者はいるか!?子殺し、親殺し、理由なき殺人の数々、増加する自殺。 そして、生命をモノのように操作し増減をも可能とした時代に、「いのちとは何か」を問いつづける5人の仏教者が生命観を熱く語る。
『<無限>の思惟―ニコラウス・クザーヌス研究―』
(薗田坦 著、創文社、1987年5月刊)
15世紀ドイツの思想家ニコラウス・クザーヌスの宗教哲学的思想の全体像を「無限の思惟」という独自な視点から把握し、その形而上学的思想の体系的な解明を試みたもの。
『クザーヌスと近世哲学』
(薗田坦 著、創文社、2003年9月刊)
N・クザーヌスの思想を、それに続くいわゆる近世哲学の形成・展開を視野に入れつつ把握し、その思考展開の諸相と同時代の思想背景を考察したもの。
『親鸞 他力の宗教―ドイツ講話集―』
(薗田坦 著、法蔵館、2007年5月刊)
ドイツ・デュッセルドルフの「恵光ハウス・日本文化センター」における、2年間にわたる6回の講演をまとめた日本語版。主として親鸞と浄土真宗の思想を「他力の宗教」という観点から考察し、その独自性を解明せんとしたもの。
『ニコラウス・クザーヌス』(ヤスパース選集 27)
(K・ヤスパース 著/薗田坦 訳、理想社、1970年8月刊)
実存哲学者ヤスパースが自らの「哲学的信仰」の立場からクザーヌスの思考と活動の全体像を描き出した、クザーヌス研究の名著の全訳。
『個と宇宙―ルネサンス精神史―』
(E・カッシーラー 著/薗田坦 訳、名古屋大学出版会、1991年2月刊)
ヨーロッパ・ルネサンス期の思想・文化の諸展開を論じたカッシーラーの主要著作で、ルネサンス研究の古典ともみなされる名著の全訳。
『アウローラ―明け初める東天の紅―』
(J・ベーメ 著/薗田坦 訳、創文社、2000年2月刊)
J・ベーメ の処女作にして主著でもある著作の全訳で、ベーメ神秘主義の精華と真髄を示している。

『キェルケゴールと親鸞』
(蓑輪秀邦著、ミネルヴァ書房、2000年5月刊)
宗教的真理とは、一片の知識として人から人へ伝達されるようなものではなく、その人の生き方全体に方向転換を与えるような、実存的意味をもったものでなければならない。そのような真理の伝達はどのようにして可能か。この問題に生涯をかけたキェルケゴールと親鸞という二人の宗教者の思索に迫る。

『自分探しの旅へ』
(蓑輪秀邦著、東本願寺出版部、2006年4月刊)
著者が担当する「人間と仏教」という授業での学生の質問や感想の中から、現代の若者たちがかかえる多様な問題を抽出し、ミノムシ先生・アオイくん・サナギちゃんという3人のキャラクターの対話形式でそれらの問題を掘り下げていく。

『真宗門徒になる』
(蓑輪秀邦著、東本願寺出版部、2006年11月刊)
「信仰を得る」ということは、人間にとってどんな意味を持つのか。親鸞の教えと哲学者キュルケゴールの思想を対比しながら、「信」の問題を掘り下げる。

『言葉のおしゃれ ~コミュニケーションは言葉に気持ちをのせて~』
(小林逸雄 著、ことば文化研究所、2003年5月刊)
ナマの言葉が力をなくすことで、言った、言わない、聞いた、聞かない、こんなはずでなかった、が氾濫し、痛ましい事件につながる例が後を絶たない。スピードと便利・快適の中で、もう一度ナマのやりとり、母音をはっきり発音することで、上辺でない明瞭な言葉を取り戻したい。母音をしっかり発音することはお腹から言葉を発することである。

『ジェンダーの心理学ハンドブック 』
(青野篤子/赤澤淳子/松並知子 編、ナカニシヤ出版、2008年4月刊)
本書は、ここ10年ほどの間に主として日本で発表されたジェンダー心理学の研究をレビューし、体系的に整理したハンドブックである。よって、ジェンダー心理学に関心がある学生や、ジェンダーについて研究している大学院生や研究者の方々に、参考書などとして利用していただきたい。

『コミュニケーションをデザインする』
(仁愛大学コミュニケーション学科編、行路社、2003年刊)
仁愛大学コミュニケーション学科の学科コンセプトである「コミュニケーション・デザイン」という発想を紹介するために、学科所属教員で執筆した本です。ビジュアルデザインやマスコミ論、英語コミュニケーションのみならず、社会学、言語学、心理学などの諸分野からコミュニケーションを語ったオムニバス形式のコミュニケーション学入門書。

『脳科学からみた機能の発達(発達心理学の基礎と臨床2)』
(平山 諭/保野孝弘 編、ミネルヴァ書房、2003年刊)
本学心理学科吉田教授、大森准教授、水田准教授、水上講師とコミュニケーション学科杉島准教授らが執筆に参加。こころの発達を脳・神経系の働きを軸に捉えた本です。保育士・幼稚園教諭養成課程、小学校教諭養成課程で発達心理学を学ぶ初学者や、発達心理学に興味のある子育て中の保護者(とくに母親)を対象とした入門書。

